アニまと

僕等がいた

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舞台は北海道・釧路市。 春、高校に入学したばかりの15歳の少女・高橋七美は、新たに始まる高校生活に胸を膨らませていた。友達もでき、順調な高校生活が始まろうとする中、七美は「女子の3分の2が必ず恋に落ちる」という伝説を持つクラスの人気者・矢野元晴と出会う。矢野は七美に対しては何かと意地悪で、七美はそんな彼のことを最初は嫌っていた。しかし、クラスメイトとして共に過ごすうちに、彼の魅力を少しずつ知るようになり、徐々に彼に惹かれていく。 しかし、実は矢野には恋人との死別という悲しい過去があり、それ以来心を閉ざしていた。そんな彼の過去を知った上で、七美はさらに想いを募らせ、遂に矢野に想いを伝える。矢野も、明るく真っ直ぐで無邪気な七美に対し、少しずつ心を開き始める。そして、二人は晴れて両想いとなり、付き合い始める。 様々な紆余曲折を経ながらも、互いに想いを深め合う二人。だが幸せな日々も束の間、高校二年生の冬に矢野は家庭の事情で東京へ引っ越すことになってしまう。二人は一年後の再会を約束し、離れてからも遠距離恋愛を続けていたが、矢野はある日を境に音信不通となってしまう。 そして時は流れ、七美は東京で社会人となり、忙しくも楽しい日々を送っていた。その一方で、相変わらず矢野とは連絡が取れず、居場所も分からないままであった。それでも彼への気持ちを捨てられずに、待ち続け苦しむ日々が続いていた。そんな矢先、七美は彼が東京で働いていることを知る。そして、ようやく矢野との再会を果たした七美だったが、矢野はかつての彼とはまるで別人のように変わってしまっていた。

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