アニまと

未来少年コナン

image01

見る

西暦2008年、核兵器以上の威力を持つ「超磁力兵器」が用いられた最終戦争が勃発。五大陸は変形し地軸も曲がり、多くの都市が海中に没した。 戦争から20年後(西暦2028年)、「のこされ島」と呼ばれる小さな島に墜落した宇宙船(ロケット小屋)で、コナン少年は「おじい」と二人で平穏に暮らしていた。ある日、海岸に少女ラナが漂着する。彼女はハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれ、隙を見て逃げ出したのだった。しかし、ラナを追ってのこされ島にやってきたインダストリアの行政局次長・モンスリー達によって、ラナは再び連れ去られ、おじいはラナを守ろうとした最中でロケット弾の暴発により致命傷を負う。死期が近付いていることを悟ったおじいは、コナンに島を出て仲間を見つけるよう告げて息を引き取った。コナンは深い悲しみに暮れるが、やがて落ち着きを取り戻しておじいを埋葬し、ラナを救うため、そして仲間を見つけるために島から旅立つ。 インダストリアは、前時代の巨大な塔(三角塔)を中心とした都市である。インダストリアの指導者たちは、太陽エネルギーシステムを復活させるため、その技術を持つラオ博士を探していた。インダストリア行政局長であるレプカは、このシステムを利用して都市の地下に眠る巨大な爆撃機ギガントを再起動し世界征服を成し遂げるつもりであった。失踪していた博士を見つけ出し従わせるために、テレパシーで彼とコミュニケートできるという孫娘のラナを拉致させたのだった。コナンは、旅の途中で知り合った少年ジムシィや、運搬船「バラクーダ号」の船長ダイス、ハイハーバーでの戦いを経て改心したモンスリー、都市の地下に住むルーケを中心とした住民たちと協力し、独裁をはじめたレプカと対決して一旦は放逐することに成功する。その前後からインダストリアは地殻変動に見舞われており、ラオ博士は住民脱出のために太陽エネルギーシステムを復活させる。しかし、少数の部下たちとともにインダストリアに舞い戻ったレプカは、太陽エネルギーシステムを利用してギガントを復活させる。コナンたちはレプカの野望を阻止するべく、離陸したギガントに乗り込んで大暴れする。これによってギガントは航行不能な状態にまで追いやられ、海に墜落して大爆発を起こし、レプカは運命を共にする。 コナン・ラナ・ジムシィたちは、ダイスの船で「のこされ島」に移住することになる。のこされ島があるべき場所には見知らぬ巨大な島があった。コナンは、その島の高い山の頂上に、懐かしいロケット小屋を見出す。さらなる地殻の変動が「のこされ島」を変貌させていたのだった。コナンたちは新天地での生活を始める決意を新たにする。

    inserted by FC2 system