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椎応(シイオウ)大学[注 4]サークル棟304号室「現代視覚文化研究会(以下現視研)」。かつてオタク文化の垣根を越えるべく誕生したこのサークルも、今では活動目標と存在価値を失いオタクの溜まり場と化していた。
新歓祭。新会長・荻上は新会員獲得に向けイラストパフォーマンスに挑戦、万感の思いをボードにぶつけた。腐女子・吉武と同じく矢島はその姿に惹かれ入会。女装して見学に訪れた腐男子・波戸も女子として内密に加わり、総勢7名の現視研は「腐女子サークル」として新生した。