アニまと

ヘルメス 愛は風の如く

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紀元前2300年頃、4300年前のギリシア、ミノス王[注釈 1]が勢力を広げつつあった地中海諸国に住む人々は、救世主の出現を待ち望んでいた。そんな時、クレタ島シティアの王家に、将来、全ギリシアの王になると予言されたヘルメスが誕生する。 また、地中海のディロス島に生まれたアフロディーテは、7歳のころから盲目の母とともに「囚われの王族」としてロドス島リンドスの城に11年間幽閉されていた。アフロディーテの美貌と美しい歌声は近隣諸国にまで伝わり、その噂を聞きつけたクレタ島の小国シティアの青年ヘルメスは、単身でリンドスの浜辺までやってきて、アフロディーテと恋の歌を交わすようになった。そのうち、アフロディーテは脱出を企て、ヘルメスに運命を託すことを決意する。満月の夜に二人は出逢い、生前の約束を思い出したアフロディーテの純愛は、やがて妻としての愛へと変わっていった。

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