アニまと

星合の空

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中学2年生の桂木眞己は母親と引っ越しして、志城南中(しじょうみなみちゅう)に転校、幼馴染だった新城柊真と再会する。男子ソフトテニス部で部長をしている柊真は、廃部の危機を乗り越えるべく奮闘、運動神経のいい眞己に目をつける。 だが、母子家庭の眞己は家事で忙しく、入部を一蹴。柊真から「入部してくれたら月1万円、試合に勝ったら1万円、合計4万円金を払う」という約束で、眞己はソフトテニス部に入部。夏の大会で最低一勝することを目標に、二人はペアを組むことになる。 ソフトテニス部の部員たちは眞己の入部に冷ややかだったが、眞己の並外れた運動神経やセンス、ペアを変更するアイデアに次第に乗り気になり、練習に取り組むようになる。顧問の桜井も後輩のツテで強豪・御崎学園との練習試合を組むなど、部活に積極的に関わるようになる。 部員たちはそれぞれ親子関係に事情を抱えていた。夏季大会予選前、曽我翅は父親と口論になった際、階段から落ちて右腕を骨折、竹ノ内晋吾とのペアでの出場を断念する。 予選がはじまり、布津凜太朗・雨野樹、石上太洋・月ノ瀬直央ペアは一回戦で敗退するも、新城・桂木ペアは旗の丘中の日下部ジョイを破り一勝を果たす。続く二回戦、三回戦と勝ち進み、五瀬 陸・穹ペアには肉薄したものの敗退。それでも部員たちはこれまでの健闘を喜び合う。 柊真は兄の涼真に電話で試合結果を報告しようとするが、電話に出た柊真の母親は「涼真を連れて離婚する」と告げる。しかし帰宅した眞己は、離婚した父親が家を荒らしたことに思いつめ、包丁を買って父親のアパートに向かう。

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