鏑木瑞穂は容姿端麗・文武両道だが、ちょっと気弱な財閥の御曹子。彼の運命は祖父の死をきっかけに一変する。祖父が、瑞穂を女子校である“聖應女学院”に転入させるとの遺言をしていた。 無理矢理女装させられ男であることを隠して、「宮小路瑞穂」と名乗り転入した女学院で、瑞穂はその美しい容姿と嫋やかな振る舞い、優秀な成績から次第に生徒達の注目を集めていく。そしておとずれたエルダー選挙では、最初の投票でいきなり82パーセントもの票を得てしまい、男でありながら全校生徒の“お姉さま”として崇められることになってしまう。