アニまと

龍の歯医者

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龍と契約を交わした「龍の国」は、龍の力を借りて隣国セルペナーダとの戦争をしていた。岸井野ノ子は「龍の歯医者」として龍を守護する役目を担っていたが、ある日、龍の歯からセルペナーダの少年兵ベルが現れ、歯に吸い込まれそうになっていたところを助け出す。しかし、ベルは「黄泉帰り」という凶兆で生き返ったため、他の歯医者たちは「災いが降りかかるのではないか」と不安がる。そこに国軍の小澤が現れてベルの引き渡しを求めるが、リーダーの悟堂ヨ世夫は引き渡しを拒否し、彼を見習い歯医者として野ノ子に預ける。後輩が出来た野ノ子は喜び、最初は戸惑っていたベルも彼女に支えられて歯医者の一員として周囲に溶け込んでいく。 しかし、歯の治療を行っていたある日、龍の歯から人を食う天狗虫が現れ、歯医者たちは騒ぎ出す。天狗虫の対処に追われる悟堂たちは何とか天狗虫を駆除することに成功するが、仲間の修三が犠牲となってしまう。悟堂たちは厳かに修三の死を受け入れるが、ベルは彼らの態度に煮え切らない思いを抱き、野ノ子は「長生きすることが幸せなのか」と問いかける。悟堂は龍の歯から虫が仕込まれていた証拠を見つけ、天狗虫の存在を知っていた柴名を問い詰める。柴名は、かつて仲間たちを食い殺した天狗虫の幼虫を隠していたことを暴露し、龍の歯医者の運命に逆らおうと虫歯菌に姿を変え龍を襲う。野ノ子は龍を守ろうと柴名に闘いを挑むが、ベルと一緒に彼女が崩した龍の歯に巻き込まれて地上に落下する。

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