アニまと

月が導く異世界道中

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主人公・深澄真は異世界に勇者として召喚されるはずが、その異世界の唯一神である女神の「顔が醜いから」というあまりにも個人的かつ身勝手の過ぎる我儘からヒューマンと交わること(交流及び結婚)を禁じられ、勇者としてではなく、汚くて忌わしいゴミとしてこの異世界の果てに捨てられた。 説明を受けるため、召喚前に会った三貴神の一柱、月読命に加護として女神に与えられるより上回る能力を与えられ、勇者でなくなったことで自由に生きる許可まで月読命に与えられた。降りた異世界はまさしく「世界の果て」と呼ばれる荒野であり、人どころか動物、魔獣にさえ会えなかったが、やっとのことで魔獣に襲われたオークの娘に会う。 神々の加護すら届かぬ世界で育った真は、この世界の人や亜人、魔族、上位竜、魔物より圧倒的に強かった。上位竜・巴(旧名:蜃)、災厄の黒蜘蛛・澪、リッチ・識と主従契約を結び、彼らは人の姿となる。巴との契約によって出来た亜空(霧の結界)の中に、真を尊敬し、崇める亜人(オーク、ドワーフ、リザードマン、半人半蜘蛛)を招いて村を作り、自らはヒューマンとの交流を求める。 ところが、ヒューマンと思えないほどの醜い(この世界では)顔と漏れ出す強大な魔力のためヒューマンの多くは真を恐れるが、一部のヒューマンとは友好を結ぶ。それでも女神の持つヒューマン第一主義が蔓延っているため、ヒューマン以外の亜人は家畜か道具という考えが根強く、ヒューマンと亜人、特に魔族との友好などは難しい。

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