アニまと

私、能力は平均値でって言ったよね!

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平均よりも『出来る子』であった少女栗原海里は高校の卒業式が終わった後、自転車で転倒した少女を大型車から救い、それと引き換えに死亡する。もう戻らないはずの意識を取り戻すとそこには創造主(神に相当する立ち位置。と名乗っている)が立っており、海里は彼らが管理する「世界」について説明される。海里が救った少女は人類が他の恒星系へ行くために必要な技術の基礎理論を作り上げることになる予定であったため、重要人物を死から救ったことに対する創造主からの礼として異世界転生の話を持ちかけられる。海里は生前、周囲に期待の目で見られ続け窮屈な生き方を強いられてきたため、能力を「平均値」にするように願う。転生先の世界に散布されているナノマシンと、その応用技術である魔法について説明を受けた後、海里はアデル・フォン・アスカムとして生まれ変わる。 アスカム子爵家に生を受けたアデルは前世のことを思い出すこともなく過ごしていたが、10歳の誕生日に激しい頭痛と共に突然記憶を取り戻す。平均値にするようにと願った能力は、創造主の勘違いか思いやりかは不明だが、全生物の平均値ではなく(中央値や最頻値でもない)、「古竜種や神を含む全存在のなかで、その分野ごとの最低値と最大値の平均」であり、一人間としては破格のものだった。アデルは「普通の女の子」として生きたい一心で家出を決意し、Cランクハンター「マイル」として力を隠しつつ生活する。

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